
ゲームボーイ(GB)次世代機としての2001年に発売されたゲームボーイアドバンス(GBA)。
発売からもうすぐ20年経とうとしているGBAですが、今やっても十分なほどにクオリティが高い作品が多数あります。
今回はそんなGBAの名作ソフトをランキング形式で10作品ご紹介したいと思います。
なお、今回紹介するソフトはプレイしやすさを考えて、WiiUのバーチャルコンソールでプレイできるものを主に紹介しています。
ちなみにWiiUのバーチャルコンソール版はAmazonから購入すると少し安く買えるようです。
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10位 伝説のスタフィー3
大きな海の空高くにある国テンカイは、2度にわたるスタフィーの奮闘によって強敵「オーグラ」がつぼに封印され、平和な日々にあった。
しかしある日、またも嵐に襲われ、そして聞こえる謎の声。同時に一筋の稲光が落ち、つぼは粉々に割れてしまった。高笑いとともに逃げていくオーグラ。
スタフィーの父であるテンカイの王パパスタは、スタフィーとその親友キョロスケにオーグラを追うよう指示するも、2人は動揺して動けない。
だがそこへおてんばな子供が現れる。スタフィーの妹スタピーだった。
「ワルモノはやっつけに行かなあかんやんか」と2人をテンカイから突き落とす彼女。3人の旅が始まった。(Wikipediaより引用)
横スクロールアクション『伝説のスタフィー』シリーズの3作目。
ストーリーは密につながっているわけではないので、『3』からでも全然大丈夫です。
今作では、それぞれアクションの違うスタフィーと妹のスタピーを入れ替えながら進んでいく他、冒険を進めることで増加していくアクションを駆使して冒険を進めていきます。
基本的に難易度はそれほど高くなく良心的なゲームと言えるでしょう。(ただし、一部のボスは信じられないぐらい強いです)
個人的には、道中で集めた「しんじゅ」を使って装備アイテムを買い、スタフィーたちを着せ替えできるというのが結構好きでした。
GBA最後のスタフィーシリーズということもあって高い完成度を誇ります。
気になる方はぜひプレイしてみてください。
9位 黄金の太陽 開かれし封印
封印され古代科学……錬金術。霊峰アルファ山に抱かれたハイディア村のそる神殿は、その封印を守護し続けてきた。
しかし……その封印が破られた。「錬金術を極めし者は『すべて』を手にする」とまで言われた古の錬金術の底知れぬ力が……
この世界のすべての物質を形成するという、地・水・火・風の4つのエレメンタルの力が……
何者かの手によって解放されようとしている。
錬金術の大いなる力の脅威にさらされた世界。この世界を最悪のシナリオから救うために、勇気あるものたちが、今、立ち上がる……!(公式サイトより引用)
GBAでは少なかった長編RPGのひとつで、GBAの本格的なRPGをプレイしてみたいという人におすすめです。
GBAのRPGといえば『マリオ&ルイージRPG』なども名作として知られていますが、3DSのほうでリメイクが発売されているので今回は『黄金の太陽』を紹介したいと思います。
本作はシナリオの評価こそあまり高くないですが、GBAとは思えないほどの演出とBGMで非常に高い人気を獲得しました。
特に召喚や必殺技の演出は見入ってしまうほど素晴らしいです。
このゲームでは「エナジー」と呼ばれる、他のゲームで言うところの魔法のようなものがカギとなっており、戦闘に使うのはもちろん、謎解きにも活用していくことになります。
セットする精霊によって使えるエナジーは異なるため戦略に奥深さが、謎解きにバリエーションが生まれ、終始退屈しないように設計されているのが魅力です。
ちなみに、ストーリーは本作のみでは完結せず続編へと続きます。
まず、本作をプレイしてみて楽しいと感じたらぜひ続編もやってみてください。
8位 逆転裁判シリーズ
「意義あり!」でおなじみの法廷バトルアドベンチャー。
GBAでは逆転裁判の1~3をプレイでき、これらはWiiUのバーチャルコンソールでもプレイすることができます。
プレイヤーは成歩堂龍一という弁護士となり、無実の罪で裁判にかけられている被告人を救うために法廷で争い無罪を勝ち取ることがゲームの目的となります。
裁判を有利に進めるために証拠品や情報を集める「探偵パート」と入手した情報から法廷で証言の「ムジュン」を探し出す「法廷パート」の2つに分かれています。
ちなみに、ここで紹介する作品にGBAで発売された1~3全てをおすすめしているのは、どれも完成度が高くストーリーにも関連性があるからです。
ぜひ1からプレイして楽しめたのなら、その続編をプレイしてみてほしいです。
逆転裁判[WiiUで遊べる ゲームボーイアドバンスソフト] [オンラインコード]
逆転裁判 2[WiiUで遊べる ゲームボーイアドバンスソフト] [オンラインコード]
逆転裁判 3 [Wii Uで遊べる ゲームボーイアドバンスソフト] [オンラインコード]
7位 星のカービィ 鏡の大迷宮
プププランドの空の上にある「鏡の国」を舞台としたストーリー。『映し出された願い事が叶う』といわれる「ディメンションミラー」がある『鏡の国』。突然鏡の国が大暴走し、悪い心だけを映し始め邪悪な世界に変わってしまう。その異変に気づいたメタナイトはプププランドを守るため暴走を止めに向かう。しかし…。
ここは平和なプププランド。元気に散歩していたカービィの前に、黒い姿をしたメタナイトが現れる。寝ぼけるカービィに黒いメタナイトは剣を振りかざすと、なんとカービィが4人に分裂してしまう。4人のカービィたちは何がおこっているのか分からないまま、どこからかやってきたワープスターに乗って黒いメタナイトの後を追い、鏡の国へと旅立つのだった。(Wikipediaより引用)
横スクロールアクションの『星のカービィ』シリーズの中でもかなり異色を放っている一作です。
というのもこの『鏡の大迷宮』はステージクリア形式ではなく、全てのエリアがひとつにつながっているという特徴があります。
わからない人もいるかと思いますが『メトロイド』のような感じです。
そのためクリアするだけでも結構ボリュームがあり、到達率100%を目指そうとすると相当やり応えのあるゲームと化します。
ちなみに、全てのエリアがひとつという性質上、攻略順を自分で決めることができるため自由度が高いというのも特徴です。
演出面では多彩なコピー能力に加え、カービィの色を自由に決めることができるのも面白い点かと思います。
コピー能力の中でも「スマブラ」という能力はスマブラから逆輸入されたもので、スマブラのカービィの技を使えるようになるという強力な力を持っています。
こういう遊び心は本当に面白いですよね。
他のカービィシリーズをやったことがない人でも楽しめる作品なのでぜひプレイしてみてください。
6位 MOTHER3
場所も、時代も、全てが謎に包まれた島「ノーウェア島」。この中にある唯一の村・タツマイリ村では人々が穏やかな暮らしを送っていた。
ここに住む少年・リュカと双子の兄・クラウスは、母親のヒナワとともに祖父のアレックのもとへ遊びに行っていた。そこで楽しい時を過ごし、あとは父親のフリントが待つ家に帰るだけであった。(Wikipediaより引用)
今でもことあるごとに名前の挙がる名作RPG『MOTHER』シリーズの最後の作品です。
GBAでは『MOTHER1+2』というその名の通り1と2を両方収録した作品がありますが、それぞれ元はFCとSFCのゲームなので今回は除外して『MOTHER3』を紹介したいと思います。
ストーリーはそこまで密につながってはいません。が、2を先にプレイしてからのほうがより楽しめます。
この『MOTHER3』は前2作とは全く違って章ごとにメインキャラクターが変わっていくという形式になっています。
しかし、それらはすべてつながっており、ストーリー自体はけっこう重めな展開となっていきます。
きつめな表現も多々あるため、対象年齢が何度か上がりそうになったとか。
ストーリーは賛否両論あるのですがプレイしてみる価値は十分にあり、どのように捉え、何を感じるかという部分においてプレイヤーにすべてを委ねているように思いました。
陰鬱かつ万人受けしないシナリオでも気になるという方はぜひ『MOTHE3』をプレイしてみてください。
ちなみに、『MOTHE3』はGBAのソフトで買おうとすると中古の一番安いものでも5000円近くします。(記事投稿時)
WiiUを持っており、特にこだわりがないならぜひVC版をおすすめします。
MOTHER3 [WiiUで遊べるゲームボーイアドバンスソフト] [オンラインコード]
MOTHER 3/GBA/AGB-P-A3UJ/A 全年齢対象
5位 ロックマンエグゼ6 電脳獣ファルザー/グレイガ
ネビュラとの戦いから1か月。平和な生活を取り戻していた熱斗は父・祐一朗の仕事の関係で、秋原町から遠く離れた才葉(さいば)シティに引っ越すことになった。慣れ親しんだ町と仲間との別れを惜しむ熱斗であったが、必ず秋原町に帰ってくると誓い、秋原町を後にする。だが、この時熱斗は新たな地、才葉シティで新たなる戦いに巻き込まれることに気付いていなかった。(Wikipediaより引用)
『ロックマンエグゼ』シリーズの最後の作品。
ファルザーとグレイガという2つのバージョンが発売されています。
違いはあるのですが、プレイしないとわからない部分なので買うときは直感で選んで大丈夫です。
エグゼシリーズの戦闘システムは爽快感があり、戦略性の高いのが特徴で、この戦闘システムを考えた人たちは本当に天才だと思います。それぐらい面白いです。
どんなシステムなのか言葉で説明するのは難しいのですが、上の動画を見ていただければ多少わかるかと思います。
6以外の作品も非常によくできた作品なのですが、個人的に好きなのでここで紹介させていただきました。
ストーリーでは6よりも完成度の高い作品があるので後ほど紹介します。
ともかく『エグゼ6』をやったことのない方はぜひプレイしてみてください。
4位 ファイアーエムブレム 封印の剣
かつて、エレブ大陸には人と竜が暮らしていた。両者は互いの領域を侵すことなく平和に共存していた。しかし、人の突然の侵攻によってその均衡は破られる。後に「人竜戦役」とよばれる戦いである。互いの存亡をかけた争いはエレブ全土を荒廃させた。長く続いた戦いの末、人は「神将器」を操る「八神将」の力で竜を滅ぼし、遂に大陸の覇権を手に入れた。
それからおよそ千年の後、エレブ大陸は華やかで洗練された文化を持つ西の「エトルリア王国」、派手さはないが堅実な文化と強力な軍隊を持つ東の「ベルン王国」、この二大勢力に挟まれるように存在する小勢力達。これらの微妙なバランスによって世界の安定が保たれていた。
ところが、その安定が突然崩れた。東の大国ベルン王国が国王ゼフィールの命の下、各地へと侵攻を開始。サカ、イリアは瞬く間に平定された。これに対し、大陸南方の小勢力の一つ「フェレ家」の嫡男ロイは病気の父に代わりフェレ軍を率いて立ち向かう。その途上、ベルン国王ゼフィールの異母妹、王女ギネヴィアと出会い、やがて彼の辿る運命が大陸全土を巻き込むものとなっていく……。(Wikipediaより引用)
兵を動かし戦わせてマップを制圧していく戦略シミュレーションRPGです。
GBAで発売されているファイアーエムブレムは3作品あり、これはその1作目になります。
このシリーズを通じて魅力といえるのはキャラクターですね。
性格や口調だけじゃなくステータスや職業においてそのキャラらしさが反映されているので、ただの一兵士としてではなく一人のキャラクターとして愛着を持ってプレイすることができます。
もちろんキャラだけでなく戦略性の面でも十分な完成度なので、シミュレーションゲームとしても楽しめます。
ストーリー分岐などがあるのも周回してプレイする面白さを増加させていると思います。
シリーズ初心者でも経験者にもおすすめできる名作です。
3位 ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし
その昔、ハイラルの地が魔物に襲われた時、天から「ピッコル」という小さな種族が現れて黄金の光と一振りの剣をもたらし、人間の勇者がそれらを携えて魔物を封じたという。封印に用いられたピッコルの剣はその後ハイラル王家の元で代々管理され、ピッコルの伝説は後の時代に語り継がれている。
ハイラル王国の城下町では、ピッコルへの感謝を表す一年に一度の祭典「ピッコル祭り」が開催されていた。王国の王女・ゼルダ姫は、その祭りに誘うため、町に住む幼馴染の少年・リンクの家を訪れた。リンクは、祭りの恒例行事である武術大会で優勝者に贈られる剣を祖父から託され、ゼルダ姫とともに町へと向かった。
祭りのひとときを楽しんだのち、二人はハイラル城内へ行き武術大会の表彰式に臨んだ。会場には、大会で優勝した男・グフーが現れた。すると次の瞬間、グフーは強大な魔力を発して城内に安置されていたピッコルの剣を折り、魔物の封印を開放、さらにはゼルダ姫に呪いをかけ石にしてしまう。リンクは姫を守ろうとしたが、為す術もなく跳ね飛ばされ、そのまま気を失う。
目を覚ましたリンクは、ハイラル王のもとへ呼ばれた。王は、ゼルダ姫を元に戻すためにはピッコルの剣の力が必要だと語り、剣の修復のためピッコルたちが暮らす森へ向かうようリンクに依頼する。リンクは、折れたピッコルの剣と祖父が鍛えた剣を手にし、冒険へと旅立った。(Wikipediaより引用)
GBAでのゼルダといえばこれです。
本作では「エゼロ」という名の帽子の形の生き物と一緒に冒険していくこととなります。
基本的にはゼルダシリーズなので謎解きがメインです。
道中で獲得したアイテムやアクションを駆使してダンジョンを攻略していきます。
ただこのゼルダの他と違う魅力はやりこみ要素の多さです。
フィギュアやかけらといった100以上の収集品があり、若干の作業感は否めないですが集めるのが好きな人にはもってこいの内容となっています。
GBA時代の2Dアクションゲームに興味のある人はぜひプレイしてみてください。
2位 ファイアーエムブレム 烈火の剣
舞台は前作『封印の剣』の20年前までさかのぼる。エレブ大陸の東の大地。サカ地方の草原の一軒のゲルから物語は始まる。
見習い軍師マーク(デフォルトネームで変更可能)は旅の途中行き倒れ、目を覚ますと一軒のゲルの中にいた。彼の目の前には一人の少女が…。少女の名前はリン。遊牧民族のロルカ族の族長の娘であった。彼女は行き倒れたマークを助け看病してくれていたのだ。リンは幼い頃、両親や部族の仲間を山賊の襲撃で失い一人で暮らしていた。彼女はマークが軍師修行の旅でエレブ大陸を旅をしていると知ると、彼についていくことを決意。こうしてリンとマークの旅は始まった。 リンとマークは旅の途中によった町で二人の騎士、セインとケントに出会い、自身がキアラン公女であること、祖父がまだ生きていること、自身の命が狙われていることを知る。ニニアン、ニルス、エリウッドとの出会い。数々の困難を乗り越え、リンは自身の命を狙うものとの決着をつける。
それから一年後、舞台はリキアの大地に移る。フェレ領公子エリウッドが行方不明の父を探すために騎士マーカスと従騎士ロウエンらと共に旅に出たのだ。途中、親友のヘクトルやリン達と合流。父探しの旅も光が見えてきた。しかし、この後彼らがエレブ大陸の命運をかけた戦いに身を投じるなどとはまだ誰も予想はしていなかった。大切なものを守るため、そして無事に自身の領へ戻るため、影に隠れた陰謀の中で、知られざる英雄たちの表に出ることなき戦いが始まった。(Wikipediaより引用)
GBAで発売されたファイアーエムブレムの中で個人的に一番面白いと思う作品です。
ストーリーやキャラクターはもちろんのこと、作りこまれたマップやよく調整されたゲームバランスで高い完成度を誇っています。
まさに非の打ちどころのない名作といえるでしょう。
ストーリーは前作の20年前のものなので把握できないということはなく、この作品がFE初プレイでも十分楽しむことができると思います。
そして、過去にFEをプレイして面白いと感じた人なら間違いなく楽しめるはずです。
これだけいいことばかり書いてあると逆に嘘臭い気もしますが、そんなことはないので安心してください。
1位 バトルネットワーク ロックマンエグゼ3 BLACK
熱斗とロックマンの活躍でゴスペルは壊滅。夏休みも終わって新学期が始まり、熱斗たちは平穏な学校生活を送っていた。放課後、熱斗たちが公園でチャット会の打ち合わせをしていると、テンガロンハットをかぶった男が、最強のネットバトラーを決める「N1グランプリ」を開催すると話しかけてきた。その予選が秋原スクエアで行われているらしい。熱斗たちはすぐ参加を決意して、秋原スクエアへ向かった。(Wikipediaより引用)
エグゼシリーズの中でどれが好みかという議論でいろんな作品が挙がる中、最も人気なのがこの『エグゼ3』です。
かくいう私もエグゼシリーズは本作から始めたのですが、どっぷりハマってしまいました。
先ほど5位の項目でも紹介したようにエグゼシリーズの戦闘システムは本当に中毒性が高いんですよね。
上の動画を見てもらえればどんなものか多少はわかるかと思いますが、ぜひ実際にプレイしてみてほしいというのが個人的な想いです。
発売から何年も経っている今でも語り草になるエグゼシリーズ、どれか一作だけでもプレイしてみてはいかがでしょうか?
その時には、ぜひ『エグゼ3 BLACK』をおすすめします。