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【93/100点】『ペルソナ5』の評価点・悪点まとめ【主観でゲームレビュー】

time 2019/02/19

【93/100点】『ペルソナ5』の評価点・悪点まとめ【主観でゲームレビュー】




ゲーム名:ペルソナ5

得点:93/100点

発売日:2016年9月15日

理不尽な過去を抱えた若者たちの持つ社会への反逆の意思をテーマとした痛快なストーリーが売りのRPG。

パーティメンバーは怪盗団として活動するため義賊やダークヒーロー的なデザインがなされている。

はじめに(※必ず目を通してください)この記事では対象のゲームについて完全なる主観で評価をつけレビューしています。

あまり極端なレビューはしていないつもりですが、人によっては気に食わない部分がある可能性があります。

点数に関しても同様に私個人の意見ですので、あくまで参考程度に見ていただけると幸いです。

ネタバレは一切していないので、プレイしようか悩んでる人向けです。

 


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『ペルソナ5』の概要

ペルソナ5 PV#01

アトラスから2016年9月15日に発売された『ペルソナ』シリーズの第5作目。

ジャンルはRPGで対応ハードはPS3とPS4。

全世界で200万本の売り上げを誇り、その人気からアニメ化もされています。

公式サイト:http://persona5.jp/

 

あらすじ

物語開始の数か月前、街では交通事故や工場の爆発、地下鉄の暴走が立て続けに発生していた。

加害者たちは突如豹変したかのように事件を起こすが、事後には「なぜそんなことをしたのかわからない」と語る。世間ではこれを「精神暴走事件」と呼び、人々は恐怖していた。

主人公はある理由により、春から東京の秀尽学園への転入を余儀なくされる。

転入初日、通学途中に出会った同級生の坂本竜司とともに学校へ行くも、着いた先は学校ではなく謎の古城である「パレス」だった。

わけも分からず異形の存在「シャドウ」に追い詰められる中、謎の生き物「モルガナ」と出会った主人公は「ペルソナ能力」に目覚め、シャドウを撃退する。

その後、竜司やクラスメイトである高巻杏たちを虐げる教師・鴨志田を改心させたことをきっかけに主人公たちは怪盗団を結成し、世間の悪人たちを「改心」させる「盗み」を開始する(Wikipediaより引用)

めちゃくちゃ簡単に言うと、異世界に入りその中で悪人の心を盗むことでその悪人を改心させられることを知った少年たちがその力を利用して、世の中の悪人を改心させていこうとするお話です。

 

どんなゲーム?

本作のシナリオテーマのひとつは「反逆の意思」。

私利私欲をむさぼる大人たちに虐げられた若者たちが社会に対して抗い、戦おうとする姿が描かれています。

そのため主人公をはじめとするパーティはほとんど高校生であり、普通の学生生活を送りながら裏で怪盗として異世界に侵入し、悪人を改心させるという二重生活を送ることになります。

 

日常パート

日常パートでは、自分の周囲の人々と交流し関係を深めていくことで怪盗の活動をより優位に進めるよう準備をしていきます。

ある人との関係を深めると調達できる武器やアイテムが増える・・・みたいな感じです。

女性キャラとの仲を深めていくと恋仲になるなんてこともできるので、ちょっとしたギャルゲーっぽさがあるかもしれませんね。

ちなみに、上記以外にもバイトしたり、釣りをしたり、バッティングセンターに行ったりとやれることは結構多いです。

 

怪盗パート

怪盗パートでは「ペルソナ」の力を使い、「パレス」と呼ばれるダンジョン内にある「オタカラ」を盗み出すのがメインです。

このとき、日常生活の中で培った人間関係が役に立つようになっています。

基本的にパレスを探索をして遭遇したモンスターと交戦して最奥を目指していくのですが、怪盗らしく隠れながら潜入していく必要があります。

 

戦闘

バトルはコマンド式ですが、敵の弱点を突くなどしてダウンを奪うことで再行動ができるワンモアというシステムが特徴。

上手く弱点を突き続けることができれば、敵を完封できるという仕様です。

しかしそれは相手側も同じで、一回弱点を突かれただけなのに何もできないままゲームオーバーなんてことも大いにあり得ます。

この例は結構稀ですが、有利不利の差が非常に激しいというのは確かです。

そしてこの戦闘中には条件を満たすと敵モンスターである「シャドウ」と交渉をすることができます。

金やアイテムを要求したり、ペルソナとして仲間に引き込んだり、命乞いを無視してとどめを刺したりが可能です。

 

 

評価点

ここからは個人的に良かったと思うところを書いていきます。

 

シナリオ

序盤から中盤ごろまでは王道寄りな感じで、何となく先がわかっても熱くなれる、そんなシナリオでした。

理不尽に虐げられてきたことに対して抗おうとする「反逆の意思」が物語全体のテーマとして見られ、パーティメンバーをはじめとした若者たちの葛藤と成長、仲間同士の信頼や友情にも注目されます。

やはり個人的にはペルソナに覚醒するシーンは非常に胸熱で、それを支える演出もかなり良かったです。

終盤に差し掛かるとストーリーが大きく進展し、先の読めない展開が続いていきます。

中でも怪盗団の運命をかけた大きな見せ場があるのですが、多くのプレイヤーが圧倒されるかと思います。

全体を通して非常に感情を揺さぶる内容となっており、私は世界観に没入して楽しむことができました。

 

ペルソナ

戦闘時に召喚するペルソナですが、種類が非常に豊富かつ個性的。

ペルソナ同士を合体させることで新たなペルソナを生み出すことのできるギロチン処刑もいろいろ考える余地があってとても面白かったです。

 

コープシステム

日常パートで周囲の人間との好感度を高める「コープ」というシステム。

キャラのいろんな一面を見ることができ、それに応じてアビリティを獲得したり強いペルソナを生み出せるようになったりするので、キャラの掘り下げとパラメーターの強化の2つを含んだ面白い要素でした。

クリアまでの限られた時間の中でどの順番で好感度を上げていくかを考える楽しみもあります。

バレンタインデーのイベントすごくすき。

 

豊富なボリューム

私は初見プレイでクリアするまでに130時間ほどかかりました。

上記で挙げたコープやペルソナの合体以外にもパレスなどのダンジョンを攻略するのにも結構時間が要るため、初見だと100時間前後はかかるかと思います。

とにかくやれることが多いです。

 

デザイン・演出

ペルソナシリーズはおしゃれな雰囲気でおなじみですが、本作でもこれは健在で、メニュー画面やリザルト画面などが特徴的。

総攻撃で敵を撃破した時に見れる一枚絵には、キャラごとに個性が出ているので、すごくかっこいいです。

主人公以外のキャラのペルソナは義賊をモチーフにしており、怪盗時の服装と合わせてすごく私好みなデザインでした。

 

音楽

今までのシリーズ同様ボーカルの入ったものが多く採用されており、おしゃれな曲がたくさんあります。

特に「Life Will Change」などは人気が高いですね。



悪点

ここからはプレイ中に気になった点を紹介します。

 

テンポが悪い部分がある

同じような演出が何度もあって正直めんどくさいです。

日付が変わる演出や街や学校の人々の会話など、1つ1つはそんなに長くないのですが、毎回見てると煩わしく感じました。

 

最序盤の自由度が低め

序盤だからしょうがないといえばそのとおりなんですが、最初の1カ月はイベントが多いため、自由行動できる日が少なかったです。

早くやりたいっていう気持ちと反対にイベントが多いのでちょっと待ちどおしかったですね。

 

パレスの難易度が低い

悪人を改心させるために行くパレスというダンジョンですが、他のRPGと比べて全体的に難易度が低く感じました。

パレス自体結構長めな割に仕掛けや謎解きがすごい簡単なため、作業感が出てくる場合も。

一応どのパレスも見つからないように隠れながら探索しないといけないという制約があるのですが、よほど見つかりすぎない限り問題はなく、さらには特定の場所に張り付いていれば、明らかに目の前にいても見つかったことにならないという仕様のためやはり難易度は低いです。

 

総合評価 93/100点

20年以上の歴史を持つペルソナシリーズ。

『ペルソナ5』は今までの集大成と言える完成度を誇ると思います。

若干のテンポの悪さなどはありますが、そんなものは気にならないほどの遊びごたえとシナリオ、そしてそれを支える演出が最高でした。

もし気になっているのであれば、ぜひプレイしてみることをおすすめします。

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